うるまの闘牛の魅力

沖縄における闘牛の起源は定かではありませんが、少なくとも明治後期には行われていたことが当時の新聞記事により確認されています。

闘牛熱のため製糖作業が遅延し、県が指導に乗り出した村落もあったとの記録が残っているほど。
戦争により中断の後、昭和22年に大会が再開され、以後スター牛を多数輩出し、一時はテレビ放送もなされるなど、幅広いファンを獲得することとなりました。

その後レジャーの多様化、都市化の進展に伴う闘牛場の整理等により、一時ほどの人気はなくなりましたが、現在でも沖縄本島中部地域のまつりの核として行われているなど伝統的な娯楽として定着しています。

沖縄の闘牛は牛の層が厚く、レベルも高いと言われています。牛と牛が戦うタイプの闘牛は世界の中でも日本が最も盛んであり、その中でも年間観客動員数において国内の中でトップクラスなっている沖縄闘牛は世界のも誇れるイベントとなっています。

 

●闘牛のルール

闘牛のルールは簡単! 雄牛の持つ、闘争本能を競う闘牛は、逃げた方が負け。ただし、観戦は闘牛と闘牛士の状況に注意! 闘牛同士の意地がぶつかり合う、対戦は、お互いの技と心の戦い。闘牛の心理状態に刮目せよ!

●疲れのバロメーター

高い身体能力を持つ闘牛も1トン近い巨体を受け止め続けるのは、至難の業。ベテラン牛の攻防は、おおよそ10分が勝負の分かれ目となる。1発汗、2脱糞、3放尿、4舌だしの順に心身共に疲労状態が高まっているのが一般的なし合い経過の観戦方法だが、牛の性格や相性によって、対戦は思わぬ結果となる。多彩な試合の展開を楽しみながら、予想するのが面白い。

●試合の判定

本部席の審判団が判定を下す。勝敗の基準は原則として逃げた方が負け。逃げる前に腹取りと呼ばれるワザなどが決まり動けずにギブアップの状態となった場合、審判団が速やかに勝敗を判断し、闘牛士が直ちにひきはなす。

●闘牛用語

◆ 勢子(せこ) : 闘牛士の事
◆ ヤグイ : 牛の側につき”ヤグイ”と呼ばれる掛け声を発し、牛を叱咤・鼓舞する闘牛士(勢子)とよばれる存在も勝敗をわけるポイントの一つ。 うまい闘牛士ほど勝機にヤグイを入れ、牛を巧みに誘導し、勝利に導きます。